油汚染土壌浄化実施例:A重油の汚染

汚染の概要

  • 工場燃料タンク(A重油)からの漏洩。推定約60kL。隣接する公園内の池に油膜が出て発覚。
  • 汚染土量約20,000m3
  • 期間:約2年間(モニタリングを含む)

ランドファーム処理

汚染土壌を掘削し、微生物製剤・栄養剤を混和して、定期的に撹拌処理。

トレンチ埋め戻し処理

油回収トレンチから油を回収後、汚染土壌に微生物製剤・栄養剤を混和しトレンチに埋め戻した。トレンチには井戸を設置し、油分濃度をモニタリング。

原位置浄化(高圧注入+ベンディング)

公園内の木々は切り倒さないことが浄化工事の条件として上げられていたため、掘削することができない林の間の土壌には、直接微生物を注入し、原位置での浄化を行った。複合微生物製剤は栄養剤とともに水溶液として高圧注入し、土中のガス交換を促進するためにバイオベンディングを併用した。