大量に水を含んだ低濃度の凝集沈降汚泥も効率よく沈降分離させ、減容することでコスト削減に貢献します。脱水機や天日乾燥など、既存の処理設備との組合せることで、ろ過速度のアップや含水率の低減がみこまれます。
- 天日乾燥の前処理として
天日乾燥床不足を解消 ・乾燥効率アップで含水率の低い汚泥に - 脱水機の前処理として
ろ過速度アップし、一度に多くの汚泥が張込み可能 ・含水率低減
エスエスゲンの特徴
- 大幅な対象汚泥の減容により、汚泥処分コストを削減します。
- 天然由来成分を主成分とした環境に優しい減容化剤を使用するため、安心して処理可能です。
- 凝集剤を多く含んだ膨潤した汚泥にも強力な減容効果を発揮します。
- 設備構成が単純なのでイニシャルコストや、動力にかかる費用が抑えられます。
- 濃縮槽での処理よりも速く濃縮可能で、設備がよりコンパクトです。
- 既設の排水処理の前処理とすることで、さらに高効率な処理及びコスト削減が可能となります。
浄水場の発生汚泥について
凝集剤で凝集沈殿処理を行うことにより、微細な濁質を取り込み水をきれいにします。除去された凝集沈殿汚泥は沈殿池の底にたまり、その汚泥は産業廃棄物の扱いを受けます。
浄水場から発生する汚泥は各浄水場により大きく性状が異なります。浄水場を取り巻く様々な要因により日々変化しています。
更に日本の水道は近年水質基準値が厳しくなった事と、河川水質のpHがアルカリ性になる頻度が増加した事により、凝集剤の使用量が大幅に増加しており、その影響で汚泥の濃縮沈降性を阻害し、大量の汚泥が発生する傾向にあります。そのため、現在稼働している汚泥処理施設においても、濃度低下による処理能力の低下と発生汚泥量の増加という二つの要因により、処理施設の能力不足を来たす事例が多く見られます。
汚泥減容化フロー
処理の流れ
大量に水を含んだ凝集沈殿汚泥を減容化剤Aで処理したのち、減容化剤Bを加え中性に戻すことにより、汚泥の沈降性を改善し、産業廃棄物量を大幅に削減します。
※A剤・B剤は天然由来成分を主成分とした環境にやさしい減容化剤です。
効果
- 汚泥の沈降性を改善し産業廃棄物量を大幅に削減します。
- 天日乾燥床での処理を向上させたり、脱水機等の処理スピードを大幅に向上させます。
- 減容化で発生する上澄水は中性であるため河川放流できます。
汚泥減容化による加圧脱水への効果
汚泥減容化後の汚泥は、高濃度で流動性を有したスラリー性状を有しています。脱水処理では処理能力が汚泥濃縮度に大きく左右され、濃度が高くなるほど能力が高くなります。減容化により5~10%まで濃縮した汚泥は高効率に脱水可能です。
また、脱水効果を高める消石灰を減容化剤Bに配合しているため、処理能力が高くなります。
- 短時間での処理が可能
- 1台の脱水機で、数台分の処理が可能
- 脱水機使用のための時間・経費・動力の削減
汚泥減容化による天日乾燥への効果
汚泥減容化後は、上澄水がはねられ、また汚泥量が減少するため、張込み高さが低くなります。
- 張込み直後から乾燥が進行
- 乾燥に要する時間短縮
- 現状の設備での処理の回転数アップ
- 小さな乾燥床での処理が可能なため乾燥床建設費が大幅に削減可能
現場事例
実際の現場事例をご紹介致します。また、減容化率等は現場の状況等によって変化致します。
試算等も行っておりますのでお気軽にお声かけ下さい。
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沈殿池発生汚泥を約1/10まで減容
沈殿池発生汚泥をそのまま廃棄処分されていた浄水場にて、エスエスゲンによる処理を行い、年間のコストを約75%削減することができました。
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耐震工事期間の汚泥処理不良対応
1年に9池の天日乾燥床すべてを使って汚泥の乾燥を行っていましたが、エスエスゲンによる減容化の効果により、2年間で3池の天日乾燥床でも処理が可能となりました。
エスエスゲン適用判断調査を行っています!
お客様の施設や水質情報をお伺いすることで、エスエスゲンを用いることでどれだけコストメリットがあるか、お調べすることが可能です。その他にも、浄水場管理でお困りごと等ございましたら、お気軽にお声かけ下さい。
※お客様から頂いた情報は厳重に取扱い、ご本人の同意あるいは法令に基づく場合を除いて、第3者へ開示・提供することは 致しません。
※例えばこのようなことをお伺いします:お客様情報、取水量、PAC使用量、汚泥処分量、汚泥処分費、汚泥処理方法、排水先、水質について等